映画どろろ(超ネタばれ?)&TB画展

奇才ゴシックエログロロリータ絵師
トレバー・ブラウンの画展を見に渋谷に行ってきました

白髪で背の高い老人がおりました
どうやら、その人がトレバー氏らしい
原画集ぜんぶ持ってるからサイン用に本買えなかったYO・・・OTL
でも原画凄かったね33点あって
どれも存在感が凄い

で、その後 日比谷にて
何が悲しくて社会人男性がカップルの多い中、父を待たねばならんのか
※本当は偲月を誘うつもりだったのだが携帯が天に召され音信不通な為、父が映画観たい!と申し出た

まぁオヤジどんが到着して「僕はやってない」の上映がなかったのと
スクリーンで見るならアクションの方が良いだろうという事で
原作の大ファンである「どろろ」を観る

*注:ここから不満・愚痴・ネタばれを含む内容なので映画を観ようと思ってる方はページを閉じるように

まず最初に過去か未来かわからぬナントカ年号3000年

は?(゜ω゜)

初っ端から大人数の鎧武者の残党狩りを見せておきながらの戦国時代否定しつつの
天下統一を魔物に願う醍醐景光

あまーい!(゜Д゜)

そして、寂びれた村なのに酒場が洞窟の様な場所
日本なのに洋チックな腰みのを纏ったダンサーが舞台で踊り狂う
既に世界観に拭いきれない不信感が漂いまくる

コレだからTV会社が関わる原作モノはカワイソウなできになる

まぁ全部のシーンにツッコミ所が5箇所以上ある様な
ウォーリー(脚本のアホさ)を探せになっているので
大まかな部分の破綻を紹介

・どろろの名付け親がなぜか百鬼丸(ヒドイ
・百鬼丸の養父は医師ハズなのに呪いの錬金術とかでガラスや電気使いたい放題

・火袋(どろろの親)が山賊(だからどろろが盗人をする)なのに火袋が一揆(革命家?)をもくろむ正義人あつかい
・トカゲの魔物がどうみてもウルトラマンレベルの陳腐さ
・醍醐景光城が姉歯真っ青の欠陥住宅
・ばんもんというベルリンの壁の様な場所で語るべき重厚な話を全無視
・醍醐影光が最後良い人を演じる(完全悪な癖に)

もうありとあらゆる見せ場を使わないまま「キーワード」だけを使った名前だけ映画

肉まん頼んだのに中身あんまんじゃねーかよ!

手塚治虫の超人気作品をこんな形でよく映画化と言えたモノだと

作品内でいうと最低限
百鬼丸の義眼をどろろに取り出して見せるシーン

どろろの父母の子を思う力、火袋の強さ
は弄って欲しくなかったな
あと「・・・俺を返せ」ってセリフが聞きたかった

個人的には血吸い刀のヒルコを最後の大舞台として
鯖目マイマイオンバ~金小僧などで百鬼丸の戦い魅力(アクション)を演出するべきだったかな・・・
そして続編で醍醐景光&弟との対決とかの複線をはっても良かったのに

40億投資して1作で終らせるつもりだったにしろ
それなら鯖目~の部分を作らずに「ばんもん」だけで2時間
(OP~百鬼丸の出生30分どろろの過去2~30分ばんもん1時間
位でしっかり纏め上げても充分な話のハズだったのになぁ

どこの力の入れ具合も散漫になっていて
「映画の歴史を変えるどころか原作を思いっきり変えてしまった」だけの作品
になっちゃったね

まさしく想像通りで萎えましたが

百鬼丸の家族愛的なものを表現するなら
どろろの家族愛と百鬼丸の救われない絶望を描くべき

原作を知らない人は是非!(ヲイ

映画観てて感じたのは、今の「ベルセルク」が「どろろ」を追っかけてる感じもしたね

残り24体とか言って映画終ったけど
続編で描く場面全部潰しちゃったし、どういうつもりだろ

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